数学的な文章では、抽象的な概念を記述するために記号が用いられます。
表記は、流儀や時代によって使用される記号やその意味が異なることがあります。
以下には、出現頻度が高い記号の一部を記述しています。
A ∽ B : A は B に相似 A ~ B : A ∽ B に同じ A ∝ B : A は B に比例 A = B : A は B に等しい A ≠ B : A = B の否定 A ≒ B : A は B に近似 A ≃ B : A ≒ B に同じ A ≡ B : A は B と合同 A ≢ B : A ≡ B の否定
P ⇒ Q : 命題 P が成立すれば、命題 Q が成立;ならば P ⇔ Q : P ⇒ Q かつ Q ⇒ P ∧ : 論理積(かつ) ∨ : 論理和(または) ¬ : 否定 ∀ : 全称記号;全称量化を表す ∃ : 存在記号;存在量化を表す ∴ : 結論;故に ∵ : 理由・根拠;〜から、なので
∠ : 角;∠bでbの角を示す、∠ABCでBの角を示す。 ∟ABC : Bの角が直角 AB⊥CD : 直線ABと直線CDが垂直 AB∥CD : 直線ABと直線CDが平行 ⌒AB : ABの弧を示す ≡ : 合同
> : 大なり、よりだい、超過、グレーターザン : 左辺が右辺よりも大きいことを示す。 ≥(≧) : 大なりイコール、以上、グレーターザン・オア・イコール : 左辺が右辺よりも大きいか、等しいことを示す。 < : 小なり、よりしょう、未満、レスザン : 左辺が右辺よりも小さいことを示す。 ≤(≦) : 小なりイコール、以下、レスザン・オア・イコール
A∩B : 積事象、2つの事象A、Bの少なくとも一方が起こる事象。 A∪B : 和事象、2つの事象A、Bがともに起こる事象。 φ : 空事象、根元事象を持たない事象。